「縮毛矯正をポイントで前髪や表面だけして欲しいけど、全体でしか当ててもらえないんですよね?」と思っている人もいますが、縮毛矯正は気になる部分だけをあてることも可能です。
前髪、表面、内側などクセが気になるところも、クセの強さ、種類も人それぞれなので、まずはしっかりカウンセリングしていきましょう!
でも、表面と前髪だけを縮毛矯正をして、他の部分を縮毛矯正をしなくても本当におさまるのか?って言う事も重要になります
縮毛矯正前の毛髪診断
カウンセリングでお客さんの要望が大体は分かったので、次は毛髪診断です。
今までのカラーやパーマの薬剤施術履歴、毎日のスタイリングでのアイロンの温度や使用頻度、お風呂上がりにドライヤーで乾かしているかなどを聞きながら、その人の今の髪の傷み具合、髪質などを調べていきます。
普通~細め
◯毛量
普通
◯クセ
大きなうねりチリつきが全体にある。
特に顔まわりと表面付近のうねりが少し強い!
◯薬剤履歴
カラーは2ヶ月に1回根元だけリタッチ、パーマは無し、縮毛矯正は年に1〜2回前髪らへんだけ
◯スタイリング
前髪などの気になる部分のアイロン使用頻度高め
◯ダメージ
毛先のほうか少し傷みがあり
あと、長さをあまり変えたくないと言うことなのでそのままキープしていきますが、髪のサイクルが短くて長さが伸びないのか?あまりすいてないのに短い毛が中に結構あって、すその先のところはスカスカになってます
今回のポイント
細くて髪の伸びムラがある状態であることをふまえて、顔まわりと表面の根元のうねりとチリつきのクセはしっかり伸ばしながら、それ以外のところはクセのチリつきだけをなるべく取るようにして、うねりはパーマのように残す感じを狙ってどこまでいけるか!が今回の施術のポイントですね。
縮毛矯正の薬剤と施術の意味
(ここからは少し薬剤や施術内容と軽い豆知識なので一般の方には分からない所があるかもしれませんが興味がある方はどうぞw
1回目の薬は主に髪の結合を切って髪の形を変えやすくする為の物です。
傷みやすそうな髪質なので、顔まわりと表面の根元15センチぐらいはDO-Sの弱めで、それ以外の部分はさらに弱めのソキウスの弱い薬にちょい足しでツヤと手触りと傷みの保険の為に処理剤にウェコもしてます。
クセをしっかり伸ばしたい前髪や表面のところは濡れている状態で軽くアイロンして下準備(※お家では絶対にマネしないで下さい)1度乾かして、仕上がりのイメージをしっかり持ってアイロンで形をつくっていきます。
最後に使う2回目の薬は、1回目の薬で髪の結合を切ったので、再結合させる物です。
「縮毛矯正をあてた当日にシャンプーをしたら取れるから今日はシャンプーしないで!」と美容師さんに言われましたと、たまにお客さんから聞くのですが、ここでしっかり再結合させるので縮毛矯正が取れる事はありませんよ(笑)
ただし!型がつきやすいのでピンでとめたり、強めにくくったりするのは流石に型がついてしまうかもしれないので、ひかえてもらった方がいいですね!
縮毛矯正仕上がりは?
2回目につけた薬をしっかりと流して1度軽くシャンプーしてトリートメントだけ軽くつけて、仕上げはもちろんスタイリング剤を何もつけず!
ドライヤーと手だけで乾かしただけがこちら~
Before & After
表面と前髪の強いうねりとチリつきはいい感じにおさまってくれたし、全体的にはウェーブも残せたしまあまあかな〜
全体はチリつきを取るのにもう少し強気でせめても良かったかもしれないけど、クセのウェーブがなくなってまっすぐになったら意味がないので良しとしよう!(笑)
お客さんの髪質、傷み、クセの強さ種類によって、いつもちょうどいい感じに仕上げれる訳ではないけどクセが気になる人は1度ご相談下さいね〜
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