縮毛矯正とは?
ストレートパーマとの違いが分かる人はいますか?
意外と知らないでしょ?
実際にいつも縮毛矯正をしているお客さんでも、「ストレートパーマして欲しいです」とご予約される人も結構います。
予約時にメニューを間違えてしまうと当日に施術できなくなってしまう場合もあります。
縮毛矯正とストレートパーマの違いを理解できれば、自分の髪をダメージから守る事にもつながるので、気になる方は読み進めて下さい。
縮毛矯正とは?
ストレートパーマとの違い
簡単に説明すると 「クセを伸ばすのか」 「パーマを落とすのか」 の違いだけです。
ストレートパーマは、パーマネントウエーブ(パーマ)の技術で扱う化学反応を利用して、ウエーブスタイルをストレートスタイルに移行する技術の呼び名。
パーマ技術などによって人工的に作られたウエーブはほぼ完全に取り去ることが出来るが、「天然パーマ」と呼ばれる縮毛(くせ毛)に対しての施術はその性質から特有の工程を踏むことが多く、これを特に分けて縮毛矯正と呼ぶ。
Wikipediaより引用
聞くと「あー!」ってなりますよね。
簡単な違いは分かってもらえたと思うので、ここからはもう少し深く書いていきたいと思います。
縮毛矯正とストレートパーマの薬剤は同じ?
縮毛矯正とストレートパーマどちらが薬剤が強いと思いますか?
たぶん、普通に縮毛矯正の方が強いと思っている人の方が多いんじゃないでしょうか
縮毛矯正もストレートパーマも大体クリームタイプかジェルタイプの薬剤を使います。
その薬の中には、
髪の結合を切る還元剤
髪を膨潤させる為のアルカリ剤
が入っています。
(酸性の薬もありますが)
そして、還元剤の種類や濃度、アルカリ剤のアルカリ度やPHで薬剤の強さが決まってきます。
なので強いパーマがかかっている場合、パーマをとるために強い薬(還元剤濃度もアルカリ度、PHも高い)でストレートパーマをしないとパーマが取れない場合があります。
逆にクセが弱い場合、クセをとるために弱い薬(還元剤濃度もアルカリ度、PHも低い)で縮毛矯正をしても簡単にクセをとる事ができる場合もあります。
パーマやクセの強さ、髪質や傷みによって薬剤の強さは変わるけど、還元剤とアルカリ剤が入っているので、薬剤は基本は同じ物だと言う事です。
ストレートパーマで
クセをとれない理由
クセが強いのであれば薬を強めにすればクセがとれるのでは?と思う人もいると思いますが、実際はそんな簡単にクセは伸びないんです。
あまりマニアックに書くと分かりにくいので簡単に書いていきますね。
まずはじめに
髪はケラチンでできています。
ケラチンは18種類のアミノ酸でできています。
そして、18種類のアミノ酸の内の14~18%ぐらいがシスチンというアミノ酸です。
さきほど薬剤が髪の結合を切ると説明しましたが、薬剤が実際に切っているのはこのシスチンの結合なんです。
もっと簡単にまとめると
髪の毛の成分の14~18%を構成しているシスチンの結合を切る事でパーマを当てれるけど、クセは取れない!
という事です。
実際にクセ毛の人にパーマを当てた場合、元のクセの形とパーマで髪を曲げた形が組み合わさる感じになります。
このことからも髪の結合切っただけでは、クセの形状は変化しにくいのが分かります。
縮毛矯正なら
クセがのばせる理由
薬剤が同じ物を使っているとしたら、違いはなんだと思いますか?
そう、アイロン施術ですよね。
他にもアイロンは使わずブローのみで縮毛矯正すると美容師さんもいたりします。
ではなぜアイロンやブローが必要なのでしょう。
これも詳しく説明するマニアック過ぎるので簡単に説明すると
パーマやストレートパーマはできるぐらい 髪の結合が切れている状態でも、髪の中の芯はそれでは変化しにくいからクセが伸びない イメージです。
実際には 芯はゆっくりと変化はしていくのですが、変化が終わるまでかなり時間がかかりパーマの薬液放置時間内では変化しにくい んです。
ですので、熱を加えて希望の形に早く変える技術、縮毛矯正やデシタルパーマができたんですね。
ちょっと難しかったですが、なんとなくイメージできましたか?
まとめ
縮毛矯正とはどんな技術なのか?
ストレートパーマとの違いはなんなのか?
今回の内容は薬剤の仕組みや髪の中身の事を書いたので難しかったかもしれないので、まとめてみましょう。
⚪︎クセをとるなら縮毛矯正
⚪︎縮毛矯正もストレートパーマも使っている薬剤は同じ
⚪︎クセやパーマの強さで薬剤は変える
⚪︎縮毛矯正はアイロンなどの熱を使う
縮毛矯正は時間と値段かかるので担当の美容師さんにはしっかり理解して施術してもらってくださいね!
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