縮毛矯正に使う薬剤知識の重要性

 

縮毛矯正をする時に使う薬剤
簡単に説明すると髪の結合を切る薬

パーマの時も同じものを使います。

 

違いは

薬剤がクリーム状か液状か
髪をまっすぐにする(アイロンする)のか曲げる(ロッドを巻く)のか

 

縮毛矯正の場合は元々あるクセを伸ばすので、パーマの時よりも薬剤が強くないと結果が出にくい事が多いです。

 

薬剤の強さ

薬剤の強さは、
薬剤の成分とPH
で決まります。

成分にはチオグリコール酸、チオグリセリン、システイン、システアミン、スピエラ、GMTなどがあり

それぞれの成分には、力を最大限に発揮するPHが決まっています。
そのPHを pka といいます。

例えば
チオグリコール酸のpkaは10.4なのでPHが10.4の高アルカリで力を最大限に発揮すると言う事ですね。

 

それぞれのpkaはこんな感じです。

チオグリコール酸のpkaは10.4
チオグリセリンのpkaは9.0
システインのpkaは8.4
システアミンのpkaは8.3
スピエラのpkaは6.9
GMTのpkaは7.8

 

あとは濃度も関係してきます。
法律上、薬剤に混ぜてもいい上限の濃度はありますが、濃度が濃ければもちろん強くなります。

 

PHが高すぎると…

髪は PH4.5〜5.5 ぐらいの弱酸性で安定しています。

薬剤の力を発揮する為にPHに上げていけばいくほど傷みが出やすくなります。

でも、単純にPHを上げたたげではそこまで傷みはひどくなったりはしないです。

 

傷みが加速する要因としては

高PHで薬剤が髪の中で反応する
長時間高PHでいる

などがあります。

 

他にも色々と考えていかないといけない事はあるけど、薬剤を使う時にいつもこれらの事を考えています。

もっと勉強をして知識を深めていけば、もっと安全に、もっとうまくキレイに施術できるようになるはずなので、これからも頑張っていきます!

 

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